生徒ギャラリー

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金銀キラキラ

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やきものの技法に金彩や銀彩というものがあります。釉薬を施し、本焼きしたものに金銀を施し、再度低温(750℃)で焼き付けるとこの写真のようなキラキラになります。金と銀の質感というのは、他の釉薬と違って独特です。使い方を間違えると品のないものになってしまいます。最初のは、金を使った酒器セットです。金彩を一筆で決めています。地が白マット釉なので金彩も幾分マット調です。お正月の「おとそ」用にぴったりの華やかな器です。川島さん作。
もう一つは銀彩のお皿です。磁土で成形し透明釉を施して本焼き。その後全面に銀彩、という行程。下地は透明釉ですが、幾分かマットな質感です。25cmほどの盛り皿です。お料理が映えます。久保さん作。私は銀彩のご飯茶碗を使っていますが、意外とご飯にも合うのです。

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Up Date:2014年05月07日(水)

赤、青、黄色

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赤、青と来たので今日は黄色です。やきものでは、黄色は比較的出しやすい色味かもしれません。しかし、伝統釉では黄瀬戸釉なんかがありますが、似たような色味は出せても飽きの来ない味わい深い色味を出すのはなかなか難しいようです。それは多かれ少なかれどの釉薬にも言えることですが…。この作品の黄色は、透明釉に黄色の顔料を混ぜてつくりました。顔料とは、酸化金属を黄色になるように調合し高温で焼いたものを再び粉末状にしたもの、です。なので焼き方を間違えなければ安定しています。陶芸材料店でつくって販売していますので、メーカーごとに色々あるようです。
ロクロで引いたこの小壷、なんか絶妙なプロポーションです。高さ10cmくらいでしたか。「幸せの黄色いハンカチ」という映画がありましたが、これは「幸せの黄色い小壷」という感じです。石塚さん作。

Up Date:2014年05月04日(日)

銅はこんな色にも

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昨日に引き続き「銅」です。このお皿の緑色も銅を使った釉薬です。織部釉あるいは緑釉と言われるものです。桃山時代から江戸初期に作られた昔の織部焼きの緑は、もっと濃くて深みのある色合いですが、ここのは明るめに調合してあります。ご存知のように、織部焼きは、秀吉の家臣で千利休の弟子だった古田織部が作らせたやきものです。彼が存命中は一世を風靡したスタイルだったようですが、彼の死とともに途絶えました。その後、戦前から戦後にかけて再び見直され復活した織部焼き。もし古田織部が見たとしたらどう思うのか、などとふと考えてしまいました。
例えばこのお皿。細部に拘らない感じが結構「へうげたるもの」の精神を受け継いでいるんじゃないでしょうか。
釉薬が濃く溜まったところが明るい青に近い色になっていてきれいです。30cmほどの大皿。きっと御馳走が映えるでしょう。これもなかなかの力作です。斎藤さん作。

銅はどうなるの?

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鉄に次いで、やきものでよく使われる酸化金属に銅があります。銅を使った釉薬の代表的なものが織部釉と辰砂釉(しんしゃゆう)です。織部は緑色、辰砂釉はこの作品のような赤です。中国は清の時代に焼かれていたそうです。焼き方よって同じ金属でも全く違う色合いになるというのが、銅の面白さです。この作品は一般的な辰砂釉に比べやや渋めですが、食器としては使いやすいのではないかと思います。
強還元が功を奏し複雑な表情が出ています。可愛らしい器の形となったこの赤は何か心を穏やかにしてくれる色です。鈴木さん作。

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Up Date:2014年05月03日(土)

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